昨日参加させていただいた「あれから7年スペシャル」。
過去2回は仙台市役所を会場に、メディアテークさんとの協働事業の「3月12日はじまりのごはん」のフレームを使いながら、震災後初めて口にしたものから震災体験を語る場をお手伝い。今回は東北大学災害科学国際研究所で、震災の写真にタイトルとキャプションを付けるWSを担当させていただきました。
仙台市職員の体験を100年後の人たちへー。体験、経験をどう残すのかというのがメインテーマですが、一方で、職務上語ることができなかった(許されなかった)という経緯もあり、東日本大震災の体験を“語りたいけど語れない”ということが、そもそもの課題としてあるようです。将来の公開レベル設定が担保された「災害エスノグラフィー」によって、“生活者”でもあり職員でもある皆さんからどんな体験・経験が導き出されるのか、今後の調査結果がとても興味深いところです。
震災の写真にタイトルとキャプションを付けるWS「写真と記憶をつなぐ解説をつくろう〜一枚に写真がつむぐそれぞれのストーリー」。お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました<(_ _)>
遠藤智栄さんファシリテーターによる「100年後の人たちに伝えるワークショップ」。「1年後、10年後、100年後に伝える、伝わるために、どう工夫・意識したらいいでしょうか。アイデアをたくさん出してください。」
各テーブルから出されたタイトルとキャプションをまとめて配布させていただきました。同じ写真でも見る人、経験、立場によって異なる解説が付けられる。アーカイブの一番の役割は「同期」と「追体験」。それを経て「自分事」に変化していく。タイトル・解説を付けるWSで、アーカイブを利活用してみる第一歩。佐藤 翔輔先生、ご協力いただきありがとうございました。
チームセンダイの皆さんが、何ヶ月も前からていねいに下準備をしてきたプログラムは遊び心もたくさんあって、居心地の良さを感じました。肩の力も程よく抜けていて素敵なイベントでした。皆様、大変お疲れ様でした、そして今回も参加させていただきありがとうございました (^^)/