22年前の今日。母が亡くなり、病院からひとまず家に戻ると、親戚数名と見知らぬ人たちが集まってきて、おもむろに通夜、葬儀の算段。するとすぐに襖を外し、新しいゴザを敷き、お寺に連絡。おばちゃんたちは材料を持ち寄り勝手口で料理の準備を始めた。「あどはケイヤグがすっからまがせろ」。
みんながケイヤグ、ケイヤグと言うので、実家はこの人たちとどんな契約を結んでいたんだろう?と疑問だったけど、“ケイヤグ”=“契約講”に結びついてびっくり。
聞いたことのあった「農村集落の相互扶助の自治組織=“契約講”」が、まさか自分のまちにあったとは。そして、あまりの手際の良さに感心したことを、毎年思い出す3月31日。
母が亡くなった翌月に産まれた長男も大学4年。
時が経つのは早い、、、。