得心する→「語り継ぐとか、忘れないっていうのは、数字や統計で説明することじゃなくて、たとえ風景が変わり果てても、3.11以前の生活を想像することだと思うんだ」『希望の地図(著・重松清)』
「フクシマと言うカタカナでの表記は好きではない。それはとても大事なことをごまかしているように見えるからだ。(中略)ヒロシマ。ナガサキ。どちらも原爆を投下されてしまった都市だ。これにフクシマを加えると、すべて原子力、核にまつわる地名ということになる。」
「カタカナ派の人は国際的な問題ということを示すためだと言うだろう。(中略)正論のようにも見えるのだが、責任逃れの詭弁にもなってしまうおそれがあるんじゃないだろうか。(中略)その具体的なものから目をそらすために、あえて話のスケールを大きくしたがる連中だっているんじゃないか」『希望の地図(著・重松清)』