iPhone5が発売される本日。それに併せたわけでは
ありませんが、昨夏から約1年あたためてきた企画
「仙台地図さんぽ」のiアプリ版が完成し、昨夜リリース
されました。(iアプリ→「仙台地図さんぽ」で検索)
2009年仙台市制120周年を記念して発行した
「仙台地図さんぽ」は、大正元年(1912)、東洋造画館
が発行した「仙臺市全圖」が元になりました。左右の
ページで、大正元年当時と現在を見比べることのできる
地図帳でしたが、この度リリースしましたアプリケーション
はiPhone、iPadに対応。GPS機能付きで、100年前の
当時の地図を観ることも、現在の地図を観ることも可能です。
向いている方向に自動スクロールすることができるため、
進行方向をいつも上向きに表示させることもできます。
(ただ、縮尺、角度など原図が微妙に現在の地図と異なる
ため100%同表示はできませんが、おおよその目安として
お使いいただける精度にはなっています)
電話ボックス(市内に4ヶ所)や食事処の表示(洋食は
ワイングラスの絵)、地名の由来や云われ(二本杉には
2本の杉の絵)が記されるなど細部にわたり当時の仙台
を観ることができます。この地図は6年前から見慣れて
いるのですが、拡大して現在地と合わせることで改めて
気付いたということがたくさんあります。
Googleマップと行き来できる仙台の今昔地図は、
現在の学校や職場がかつて何があったのか?という
見方もできますし、逆に100年前の地図に表記されて
いるところが、現在はどうなっているのかという見方も
できます。
つまり“まちがい探し”のように見ることで、変化のあった
ところが、そのまま仙台の変遷を示す(歴史)ため、
子どもたちも楽しめるアプリになっているのではないかと
思っています。
“わいわいがやがや”と、散歩しながら郷土を知るという
のも面白いのではないでしょうか。
失われた街並みや施設、道路…そして、現在まで継承
されている神社仏閣、観光地、学校などが一目瞭然の
新しい“仙台の郷土誌”的アプリ。学校や地域サークルの
資料、仙台に観光に訪れた方にも実用的にご活用いた
だきたいと思っております。(来年の仙台・宮城DCにも
活用できそうですね)
地図で観る100年前の仙臺、そして現在の仙台。
小さな驚き、大きな発見が見つかる100年前の仙台の
まちを散歩してみませんか。
今回のiアプリリリースは、2009年に発行した「仙台地図
さんぽ」の、もうひとつの使い方として提案したいと思って
おります。
(仙台地図さんぽiアプリ版/170円 ※iOS5のままお使い
いただくことをオススメします)