「READYFOR?」で本プロジェクトにご支援いただきました皆様、本当にありがとうございました。昨日、「オモイデ ピース」を全国都道府県立図書館に発送いたしました。
プロジェクト達成後、8月以降に仙台市沿岸部を幾度も訪れ、写真を撮ったり現地の皆さんのお話を聞かせていただくことで、まちと人のオモイデをアーカイブすることの重要性を再確認することができました。
あとがきにも書きましたが、更地化された被災地ではそこに暮らしていた人びとの生活や想い出までもが失われてしまったかのようにも見えます。しかし、その実、そこには“土地の記憶”というものが明確に存在しておりました。
震災前と震災後のアーカイブを一本化させることで、想い出という記憶と写真などの記録を活用し、それらを「仙台アーカイブ」として後世に残すことが、アーカイブ活動の最重要課題であると確信した数ヶ月でした。
数百年かけて作られてきたまちの記憶を、今後も継続してじっくりと拾い集める活動ができれば、と願っております。
製作する機会を与えていただいた「READYFOR? 震災以前と今を対比した写真集『オモイデピース』を作り全国へ−プロジェクト」ご支援者のみなさま、重ねて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今年3月に仙台で開催される「国連防災世界会議」期間中、せんだいメディアテークにて、写真のいくつかを展示していただく予定です。仙台にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。