一昨年の1月19日に行った「伝える学校」で、 人と防災未来センター専門員(当時) 高森 順子さん、長岡震災アーカイブセンターきおくみらい研究員の山崎麻里子さんに“震災を伝える”ことの意味・手法について実例をご紹介いただいた。お二人の講演のなかから、個人的にフックとなった10のキーワードを再掲。
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�@伝えたい想いがあるものが残されるものである
�A物だけでは伝わらないモノがある。物+人+物語=伝わる想い
�B施設や展示品だけではなく、人と想いをサポートする。施設は舞台、主役は人
�Cモノにまつわる背景や想いも残す
�D震災を知らない人も、それまでアーカイブされたものを頼りに生み出すことができる
�E保存活用には長期的視野が必要
�F官と民のアーカイブに住み分けの必要はない。特色は活動を通じて形成される
�Gまちの変化を見る定点観測だけではなく心の定点観測も
�H震災直後の記録だけが貴重な資料ではなく経年変化も記す工夫を
�I震災アーカイブに定義も終止符もない
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1995年阪神淡路、2004年新潟中越の体験を教訓としたこれらのキーワードは、来月荒井にできる3.11メモリアル交流館の活動コンセプトとしてもあてはまるのでは。