毎週火曜日、河北新報夕刊に掲載している「仙台・あの日 昭和の一葉」、今月も「建物遺産」がテーマ。
新聞読者から、建物の場所を示す地図を入れて欲しいという要望があったそうですが、実はこれが大変難しく…。
例えば今週ご紹介した「宮城県図書館」。
場所は宮城県庁前の勾当台公園内なのですが、当時の勾当台通は定禅寺通を挟み東二番町通とカギ型に結ばれていたのが、現在は直線。どちらの地図を基に「宮城県図書館」を表記しても、誤解が生じてしまうわけです。
そのため、今週から「仙台地図さんぽ」の掲載ページ数を示して参照していただくことになりました。ちなみに「宮城県図書館」は26〜27ページです(右読みで宮城図書館(無料)と記されているところ)。
大正時代初期頃の宮城県図書館1912(大正元)年、篤志家斎藤善右衛門からの寄付をもとに勾当台東南角に新築。堂々の建物と数多くの蔵書を誇っていた。戦災焼失。(風の時編集部/所蔵)