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この度は「海水浴場行きバスを再び！『3.11オモイデツアー』の継続へ」にご支援いただき、誠にありがとうございました。感謝を込めて御礼の品をお贈りいたします。
“想い出”は、文字どおり、私たちがめざす「3.11オモイデツアー」のメイン・テーマです。
失ってしまった“かつての風景”は、決して“過去の風景”ではなく、未来を思い描く時、“想い出”はその土台となる大切な宝物だと思っているからです。
震災から1年後の2012年に市民が撮った震災記録「3.11キヲクのキロク」を製作し、2014年にはクラウドファンディングを活用して、震災前後の定点写真記録集「オモイデピース」をまとめさせていただきました。この「オモイデピース」、実は定点記録としてだけではなく、人々の想い出の小片（ピース）を集めて記録されたものとして、今でも「3.11オモイデツアー」のメインコンテンツになっています。
昔の写真を見ながら想い出を語り合ったり、地元の皆さんが作ってくれる美味しいおまかない（食事）をいただいたりしながら、まる一日まちに滞在して地元の人たちと交流を深めることで、そのまちのファンになってもらうことが「3.11オモイデツアー」の一番の目的です。
そう考えると、私たちが目指す心がふわっとあたたかくなる“ウォームツーリズム”とは、被災地だからと言って特別な目的を掲げるのではなく、ごく普通に過ごすことで生まれる何気ないおしゃべりや笑いなど、「日常」を感じる時間を指しているのかもしれません。
今だからこそできる、そんな気負いのないツアーを皆様とともに作っていきたいと願っております。
皆様からご支援をいただいた新生「3.11オモイデツア―」がいよいよ始動します。
スタッフ一同チカラを合わせて沿岸部のまちと人をつなぐ活動を進めてまいりますので、今後ともどうか変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます！
今年度も活動できることに心から感謝を申し上げます。
2017（平成29）年6月
佐藤 正実
