風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

かつて七つ飾りのひとつだった「七夕線香」

仙台七夕まつりには、どの竹竿にも掲げられている「七つ飾り」と言われる飾りがあります。現在は、折り鶴、短冊、吹き流しの他、投網、紙衣、巾着、屑籠の7つを指しますが、かつては「七夕線香」と呼ばれる飾りもありました。仙台の七夕祭はお盆を迎える行事でもあったので、お線香が飾りにも使われたのでしょう。



昭和32年の七夕ポスターには、その「七夕線香」が描かれています(浴衣のお嬢さんが持っている飾りです)。この年は8月6日初日が雨、7日、8日は曇りのお天気。空から飛行機で見る七夕見物がお目見えした年でもあったようです。
このようなポスターもなかなか味わい深く、仙台七夕祭の伝統も感じとれ、今の時代、むしろ新鮮かもしれません。

昭和32年仙台七夕まつりポスター(所蔵/仙台七夕まつり協賛会)「仙台七夕まつり歴代ポスター大全集」に掲載。お求めは楽天市場でどうぞ。