江戸時代というと、ずいぶん昔々のようにも感じるけれど、たった150年前のこと。
幕末当時、仙台に架かる橋は4つだけ。絵図の東端を見渡すと、台ノ原〜小田原〜宮城野原、見事に「原」っぱ。前2作の絵図(1645、1664)からは読み取れなかった、定禅寺・評定所などの建物や五橋、土樋の橋、清水小路から滝のように広瀬川に流れ出る様子など、じっくり見入ってしまう絵図。しかも、デッサン画のようにさらりと描かれているように見えてて、現在の地図を合わせてみると、通りや町割りはきちんと正確。
菅野さんの解説を読みながら、絵図を眺めつつ妄想。しばらくはこれでちびちびと楽しめそう(^_-) 近いうちに、「明治元年現状仙台城市之図」を肴に「古地図Bar」でもやりましょう。
風の時編集部 楽天市場でもお求めいただけます。ちなみに、仙台城本丸にある仙台城下案内図、西公園の案内板もこの絵図(仙台市博物館所蔵)を使用しています。