風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

伊達政宗公晩年の居城「若林城」

伊達政宗公が1628(寛永5)年に造った御隠居所で、「若林館」「若林屋敷」と称した(家臣の間では「若林御屋形」、「若林城」とも呼ばれた)。
若林城は土塁と堀に囲まれ、東南角には櫓を置き北には築山を造り、城の周りには一門以下家中の屋敷も連ねるなど、屋敷と呼ぶよりまさに城の様相であった。
霞目には米町が置かれ、名取、国分、宮城などのコメの取引を行うよう高札が揚げられ、また木綿小売りで若林に出てくる者は絹布町で棚売するようにと黒印状が出されるなど、若林はひとつの独立した府城を形成した。
政宗公死去後、遺言通り若林城は解体され、その木材は当時建築中の仙台城二の丸の建築資材として用いられた。



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