風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

『昭和39年の仙台地図帖』8月29日(火)発売が決まりました

東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年に発行された仙台の詳細地図『新産都市 仙台市大鑑』を完全復刻します。
日本中が東京オリンピックに沸いた、昭和39年。新たな時代の到来を実感した年に発行された詳細な仙台地図帳、59年ぶりの復刊です!

特徴その1「約60年前のまちなみが詳細に分かる」
自宅周辺や職場・学校など懐かしいまちなみや通い慣れた通りを思い出す資料として、また、古い写真に写るお店の名前などを確認するための地図帳としてご活用ください。

特徴その2「かつての旧町名が記された仙台地図」
由緒ある仙台の町名は昭和40年以降に新しい住居表示に変更されました。本誌は、その直前に発行された地図であり、仙台の旧町名をつぶさに見ることができる貴重な地図帳です。

特徴その3「仙台に興味を持つきっかけづくりに」
仙台市電ルートや旧学校名・役所名などが描かれているため、仙台市公立小学校の「地域学習」のサブテキストとして活用することもできます。
多くの世代が活用することができる、昭和39年に発行された詳細な仙台地図帳です。


◎仕様:A4判 モノクロ148ページ
◎価格:3,300円(+税)
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風の時編集部では、これまで仙台市博物館様や宮城県図書館様のご協力を得て、「仙台まち歩きシリーズ」として藩政期の絵図の復刻や、大正時代の地図・元禄期の絵図をもとにした今昔地図帳「仙台地図さんぽ」などを製作してきました。

この間、ご購入者アンケートには、近世・近代と現代をつなぐ戦後の昭和時代の地図を望む声が多く寄せられ、それに応えるために昭和30年代の地図の復刻版の製作を何度か検討してきましたが、版権や著作権などの権利関係が絡み実現することはなかなか困難でした。

そんな折、東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年に発行された『新産都市 仙台市大鑑』という地図帳の存在を知りました。この『新産都市 仙台市大鑑』は、仙台湾臨海地区の新産業都市の大事業として、仙台市の全貌を紹介することを目的で発刊されたもので、いわゆる住宅地図レベルの詳細な地図でした。

この地図帳の復刻版を製作するため、権利者が不明な場合に著作物を利用することのできる文化庁の「裁定制度」に申請し、この度、念願の復刻発刊に至りました。
なにより“昭和39年”という年は、東京オリンピック開催や東海道新幹線開業、カラーテレビ放送開始など、日本国民、仙台市民にとってはまさにエポックな年です。そのような記憶に残る昭和39年に製作された詳細な仙台の地図帳を、市民の皆様にお届けすることができることは大変嬉しく、また、読者の皆様の反応もとても楽しみです。

ご自宅や学校、職場周辺、通勤や通学で歩いた道、市電から見た風景が描かれる地図。仙台市民の皆さんの懐かしい記憶が、本地図帳を照らし合わせることで活き活きとあの日の風景がよみがえりますように。そして、当時を知らない若者世代の皆さんには、昭和時代の仙台に興味を持つきっかけとなる資料となりますように、と願っております。

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【付録1】「昭和39年国土地理院発行地図(A3変形)」

「昭和39年の仙台地図帖」に掲載されている場所を探すのに便利な地図を付録にしました。インデックスとしてご活用いただけます。
これまでは仙台市内中心部(旧仙台市)を紹介する地図がほとんどでしたが、本地図帳はやや広範囲のエリアを紹介しております。(東部は東仙台駅苦竹自衛隊周辺まで、南部は長町駅・太白区役所周辺まで、北部は北仙台駅東北高校周辺まで、西部は東北放送東北工業大まで)

【付録2】「拡大鏡」(初版500部限定付録)

原本より縮小した縮刷版ですので文字サイズがだいぶ小さいです。初版のみ500部限定で拡大鏡をお付けします。