「風の時」編集部で発行するフリーペーパーは、
A4判16頁の冊子ですが、「保存されるフリーペーパー」
を作ることをめざしています。
制作元で言“保存される”というコンセプトが、
そのまま読者側まで伝わるのかどうかわかりませんし、
当然そこには思いの隔たりがあるのは仕方がないこと
でしょう。“タダ”で手に入れたものというのには、
それほど能動的な意識がなくても手にすることが
できるわけですから…。
しかし、私は有償で手に入れるという自意識を持つ人
以外でも、容易に手に入れて知ることができる、
ということが仙台には必要だと思うんです。
伊達政宗公による仙台開府以来、仙台には400年以上の
歴史が、確かにあります。
でも、街並みについてはスクラップ&ビルドを良しとして
いるところがあり、形を有しない“仙台の文化”についても
それと同様のことが言えるのではないでしょうか。
現在仙台に住んでいる人が、すんなりと自分たちが住むの
街の良さを知るためには、過度な専門知識を排した
“仙台の原風景”を知ってもらうことがとても重要なことだ
と思うのです。
だからこそ、歴史やまちづくりの専門家ではない
一般の人々の目線(シロウト目線)で街を見て、
プロの技による編集をするという
「風の時」の製作コンセプトが重要になってくるのだと、
思っています。
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