風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

20年ぶりに広瀬川の貸しボートが復活。

8月2日、20年ぶりに広瀬川の宮沢橋付近で貸しボートが復活し、
3人乗りボート14艇が川面に浮かびました。

1960年代、6業者が営業していたそうですが、河川法で「河川での
営業は一代限り」となり、1990年に途絶えてしまい、その後、法改正で
公益法人の参入が可能になり「NPO法人広瀬川ボートクラブ」が運営を
始めたのだそうです。(河北新報8月3日付より)。往時を知る人々の熱意
が実を結んだということです。すごいなぁ。

鉄橋の大橋の下でボート遊びを楽しむ人々
1935(昭和10年)頃:風の時編集部蔵


私は広瀬川のボートというものに乗ったことがないので、11月3日
までの期間中、せめて一度は子どもらを連れて遊びに行きたいですね。
10:00〜17:00 水曜定休 一艇500円(45分) 

「営業は一代限り」と言えば、「屋台」もその運命にありますね。
これも法改正で、公益法人ならOKということにはならないもの
なのでしょうか。確かにボートや屋台というものは、生活・社会
インフラのように絶対なければ駄目だ、というものではありませんが
心のゆとりというか遊びしろを育むような“風情”がありますよね。
利便性に押しのけられる風情…。
わざわざ何かの風情(例えば夏の風情、昭和の風情)を苦労して
演出しなくても、失う前に今あるものを守るだけでリアルに体感
できるものってまだまだあると思うのですが。