仙台には支倉丁、支倉通、元支倉丁という「支倉」の文字が付く場所が3つある。
「支倉丁」は北一番丁の西詰で、広瀬川の崖をほぼ東西に沿うまち。この支倉丁の西角から北へ大学病院に向かう通りが「支倉通」。
かつて、支倉丁から細い滝に沿って急坂を下り、広瀬川に架かる支倉橋を渡り、対岸の川内元支倉丁に通じた幹線道路があったという。
延宝年間の絵図(1678〜80)によれば、支倉丁から南へ崖を降りて向こう岸の川内に通じるところを「支倉渡戸」と呼び、広瀬川の中ほどの瀬には、長さ50メートル超の橋と15メートルほどの大小2つの橋が架かっていた。
この頃、支倉丁と川内元支倉丁は行き来があったが、元禄7(1694)年8月の洪水で橋は流失し、その後、場所を変え澱橋が架けられた。
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