昭和25年発行の絵葉書。南町通、仙台駅を背に西方を望む風景
戦後、市電が走っていた頃の南町通。
南町通は、榴ヶ岡の金勝寺付近から南町に至る道で仙台駅が
開業する前までは、道幅が1間(約1.8メートル)に過ぎない
侍屋敷だったそうです。明治20年に仙台駅ができると9間(約16
メートル)の道幅になり、戦後青葉通や定禅寺通などができる前
までは、仙台随一の大通りでした。
昭和8年第二師団凱旋のおり、この南町通で市民が大歓迎した
ことから、多門師団長の名前をとって「多門通」と呼ばれることに。
現在この通名は使われることはありませんが、戦前の地図には
南町通を「多門通」と表記しています。
昭和9年発行の「仙台案内図」
(昭和9年6月宮城県産業更正会発行)
こうやって改めてみると、絵葉書と地図のアーカイブというのは非常に
重要な作業だと実感します。
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