風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

[]大正元年、東洋造画館が発行した「仙臺市全圖」

5月に発売する「仙台地図さんぽ」で、現在の地図
と比較する古地図として使用する「仙臺市全圖」に
ついて説明をしておきましょう。

大正元年、東洋造画館が発行した「仙臺市全圖」

今から約100年前の大正元年、東洋造画館が発行
したのが「仙臺市全圖」です。この地図を作ったのは、
第二師団の軍職を退職した東洋造画館主の
「琴田●(“隼”へんに“鳥”)一郎」氏。製作のきっかけは、
それまで仙台に正確な地図がないことを憂いたこと。

初版についていた「本圖出版の趣意書」には、在職中に
修めた漢学、絵画、製図術などを生かして、明治44年から
半年間にわたる実測・実査を行ったという内容が書かれて
おります。詳細な地図を作るために市中を歩きていねいに
作られた「仙臺市全圖」という作品。
心血を注いだ琴田氏の情熱、本当にすごいですね!

おかげで100年後の私たちが、当時の仙台の
様子を知ることができるわけですから、本当にありがたい
ことです。





初版版についている「本圖出版の趣意書」

この、大正元年(約100年前)に発行された旧仙台市街地図
を30エリアに分けて拡大印刷し、現在の地図と見開きで
比べられるように掲載したのが「100年前の仙台を歩く
『仙台地図さんぽ』」
です。詳細な地図だからこそ、
失われたモノや現在まで継承されているモノが一目瞭然に
わかるのです!


仙台市市制120周年記念企画
仙台懐古地図(レトロマップ)シリーズ第3弾!
「100年前の仙台を歩く 『仙台地図さんぽ』」
2009年5月25日に発売します。

100年前の仙台を歩く「仙台地図さんぽ」のサンプル

仕様:A4ワイド版 本体:96頁(大判マップ付録付) 
定価:2,300円(税込・予定価格)
発行:せんだい120アニバーサリー委員会
(風の時編集部+(株)プレスアート