「仙台地図さんぽ」は約100年前に作られた詳細カラー地図
「仙臺市全圖」を30エリアに分割・拡大し、現在の地図と見比べ
られるように構成した地図帳です。
100年前と今を見比べて、簡単に昔の仙台を知ることができます。
仙台駅東口の榴ヶ岡小学校付近。100年前(上)と現在(下)の地図。
東八番丁小が榴ヶ岡小に変わり、やや東方に移転してのがわかる。
現在地はかつて桑園だった。
例えば、「風の時」編集部の目の前にある榴ヶ岡小学校。
榴ヶ岡小学校は大正元年の地図では東八番丁小となっていて、
現在地よりやや西方にありました。(仙台製糸場の隣)
そして、仙台城から榴ヶ岡公園(つまり第二師団から歩兵四連隊
までの軍用施設)を結ぶ重要な道路が二十人町通で、その近くに
あった小学校でした。
現在地は100年前当時は梨園であったこともわかります。
ちなみに道路を1本隔ててある願行寺は当時のまま。
このように、記憶から忘れ去られつつある100年前の仙臺と
現在の仙台。失われたモノ、現在に継承されているモノが一目
でわかる、新しいタイプの仙台郷土誌です。
200を超える町名・通名や、ていねいに描かれた名所旧跡など、
先人の残した記録と照らし合わせて、さまざまな新発見をお楽しみ
ください。(仙台120年年表、市制施行当時の仙台名所絵、
旧町名・通名索引もついてます。)