風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

昭和60年に復活した「仙台・青葉まつり」。

仙台・青葉まつりの歴史

“仙台祭”とよばれた東照宮祭礼は、藩政時代、
東日本屈指の祭として知られていた。
1655(明暦元)年、東照宮建立の翌年に始まった
この祭の主役は祭礼行列で、足軽組・騎乗の武頭
(さむらいがしら)と供廻(ともまわり)、その後に
各町の山車(だし)、御輿(みこし)と続く。

各町は豪華な山車を誇り、大きなものは高さ約12
メートル、担ぎ手は最大72人、最も多い年で70台
もの山車が城下を練り歩いたとされる。
『近國遠國までも音に聞こえて群衆せり』(やくたい草)
の記述があるように、祭礼当日の仙台城下は大変
賑わったという。明治維新後は、天長節奉祝(明治4年)、
桜ヶ岡神宮祭礼(明治5年)、青葉神社祭礼(明治15年)、
招魂祭(明治20年以降)にその伝統が受け継がれたが、
1899(明治32)年の仙台開府300年祭が最後となった。

1956(昭和31)年にまつりが復活したが昭和40年頃に途絶え、
伊達政宗公没後350年祭の1985(昭和60)年に、青葉神社
例祭を市民の祭りとして復活したのが「仙台・青葉まつり」。
毎年5月第3週目の土・日に開催され、2009(平成21)年に
節目の第25回目を迎えた。
高さ約6メートルの山車は、往時に比べ小振りではあるが、
藩政期の町人たちの粋を感じつつ、すずめ踊りのお囃子と
ともに仙台の時代絵巻を味わえる。
(調査・テキスト:風の時編集部)

今週末、仙台・青葉まつり開催です。


昭和30年代初め頃 青葉まつりの武者行列(撮影:佐藤昭八郎氏)
現在の仙台・青葉まつり

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