3.大正時代の仙台七夕
1923(大正12)年の関東大震災後の不景気を乗り切るため、
商店街では連合大売出しが企画されました。従来の七夕には
なかった「商店街の七夕」の登場です。
1926(大正15)年には、東一番丁、新伝馬町(しんてんまち:
現在の中央通り)、国分町、南町通、大町五丁目等の商店街が、
連合大売出しを企画。道は人で埋まり、歩くのか運ばれるのか
“当人さえも不可解”だったと、当時の新聞が報じるほどの盛況
でした。
大正時代の大町の七夕飾り(風の時編集部所蔵)
この頃、肴町では魚供養をする「浜祭」というおまつりがあり、
七夕時には魚の形をした飾りなども吊るされていました。
スイカやナスなどの行灯は豊作祈願、大漁網は豊漁祈願を
意味し、全国でも類のない仙台独特のユニークな飾り物が
飾られていました。また、飾りのひとつ「七夕線香」はお盆の
供養を意味し、七夕がお盆の行事とつながりがあったことを
示します。
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風の時編集部 代表 佐藤正実
【連絡先】
TEL/022-295-9568
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