風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

少しだけ3.11ヒアリングを振り返り…。

9月よりスタートした3.11震災ヒアリング。
NPO20世紀アーカイブ仙台でアップしている
「3.11市民が撮った震災記録」にご提供いた
だいた方々に、金・土・日曜日に直接お会いして
震災当日のこと、その後の生活のことを聞いて
おり、それらをテキストアーカイブとして記録集
にまとめる予定です。

この1ヶ月半、30数名の方々のお話を伺いながら
敢えてそのことに触れてきませんでした。編集する側
の思いだけが先行し、これから話を聞く方々に、変な
先入観を与えたくなかったから、というのが理由です。
そして、ウケるストーリーを勝手に作ることを避けた
かったのです。どれだけ3月11日が酷い体験をしたのか、
より悲しい、より辛い体験だけにスポットを当て、ドラマ
チックな話に仕立てあげるような趣味の悪い記録には
したくありません。

最大震度7という激震を体験した東日本の人々は
皆被災者。そして沿岸部地域を襲った津波はさらに
二重の被災をもたらし、まち、人の存在を奪い去った。
その事実に編集で色をつけることなく、そのまま書き
綴り、記録として残すことだけができれば、と考えて
います。





今週の土・日は初めてヒアリングのない週。
週末、ずっと仙台入りして一緒に活動してくださって
いるライターの片岡さんもちょっと一息。
(ほとんど「仙台在住」のようなスケジュールをこなして
いただきありがとうございます。m(__)m)


50名程度の方からヒアリングを終えた段階で、この
作業は一段落つけて、写真記録本編ページの編集
作業に入ります。
完成は2011年2月11日(建国記念の日)を予定。

私は「東日本大震災を記録した、後世に残る本を作りたい」
その一心です。



「3.11」市民が撮った震災記録

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