風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

ツアーの一番の目的は“地元ファンをひとりでも多くつくる”こと

「3.11オモイデツアー」の今年度のテーマは「まちと人、人と人をオモイデで結ぶ」そして、「3.11以前のまちと人に出会う旅」の2つです。

もともとそのまちに住んでいらした方々と直接出会い、オモイデの品から会話のきっかけを作るツアー、と言い換えることができるかもしれません。(今回のオモイデの品は、昭和の写真や家の間取り図、まちあるきしながらの撮影、ハプニング的に赤貝試食もそのひとつであったわけですが)

荒浜の再生を願う会さんの海岸蘇生活動の一環として清掃をお手伝いし、ピザ・豚汁をごちそうになったり、海辺の図書館の庄子さん、佐藤豊さんと一緒に荒浜のまちを歩いたり・・・そんな会話のひとつひとつから、参加者の皆さんの頭の中には「かつてと今の荒浜」という輪郭が徐々に形作られたのではないかと思います。今回初めて、一日じっくり滞在するツアーを企画してみましたが、ルート・ツアーでは体験することのない「まちと人、人と人をオモイデで結ぶ」ツアーに、一歩近づいたように感じました。

荒浜の再生を願う会の貴田さんよりご挨拶。参加者合計約50名
まずは海岸清掃からスタート
生地を練り石窯でピザ焼き体験中
なかなかの腕前。上手く焼けました!
お世話になっている閖上の長沼さんも参加
豚汁もたっぷりとご馳走になりました
午後から「3.11オモイデツアー」本番がスタート。貴田さんから昭和時代の暮らしのお話
ひとつめのコンテンツ、荒浜や閖上の「オモイデの昭和」上映会の様子
荒浜の懐かしの味「フラワーケーキ」を味わうという企画も
思い出話を伺ったところで、フィールドワークに出発!
「あらはまオモイデのまち歩きぐるっと40分」、「豊さんと撮ろう!あらはまスナップ撮影会」

海辺の図書館の庄子さんによる「見て聞いて、うちの間取り」
漁を終えた漁師さんとばったり。なんと獲れたての赤貝をごちそうに!
それぞれ思い思いに撮ったおきにいりの荒浜の写真1枚を紹介


7月のガイダンス以降、2度の現地研修やミーティングを経て生まれた40近くのアイディア。先日のスタッフミーティングで、やれることを試しにやってみようということになり、
�@荒浜や閖上の「オモイデの昭和」上映会
�A「あらはまオモイデのまち歩きぐるっと40分」
�B「豊さんと撮ろう!あらはまスナップ撮影会」
�C「見て聞いて、うちの間取り」
�D「荒浜の1枚、ワタシのイチオシ写真」
�E「オモイデのお菓子、フラワーケーキ 」

の6コンテンツを、一気にてんこ盛りでご提供いたしました。

荒浜の再生を願う会の貴田さん、海辺の図書館の庄子さんはじめ荒浜の皆様、閖上語り部活動をされている長沼さん、桜仮設会長の荒川さん、高砂一丁目仮設の佐藤さん、蒲生の笹谷さん、吉田さんありがとうございました。そして、ツアーに興味を持っていただいた24名の参加者の皆様、ありがとうございました。


仙台市震災メモリアル市民協働プロジェクト「伝える学校