「仙台アルバム」は、白崎写真所が大正4年9月に発行した写真集で、当時の仙台の風景や暮らしぶりを伝える総174ページにおよぶ貴重な資料(数冊のみ現存)。
この写真集には名所旧跡の他、銀行、医者、醸造業、各種商店なども掲載されており、写真とともに住所や電話番号も記載されている。「仙台地図さんぽ」に表記されている地名、住所などの詳細な記述と合わせることでさらに情報が活き、愉しむことができる。
例えば「宮城貯蓄銀行」の住所は「仙臺市名掛町(丁)五十四番地」とあり、「仙台地図さんぽ」とあわせてみると正確な場所の特定ができる。地図の平面情報と写真の垂直情報で立体視できる好例。
白崎写真所が大正4年9月に発行した写真集「仙台アルバム」。
名掛丁にあった「宮城貯蓄銀行」(写真右)
住所は「仙臺市名掛町(丁)五十四番地」で位置を特定することができる