平成29年度 仙台市文化プログラム「せんだいコンセキ発掘塾」。
第1回となるまち歩きが2017年11月19日[日]に行われました。
木村塾長のまち歩きのモットーは“街並みは消えても町割は残っている、
その感動を伝えること”だそうだ。
「せんだいコンセキ発掘塾」は、仙台全体を「遺跡」として見立て、遺跡のコンセキを発掘する「達人」たちから、ワークショップやフィールドワークを通してその極意を学び、知り、楽しみを伝え残すプロジェクトです。「地質」、「古地図」、「地名」や「凸凹地形」など、達人それぞれの御用達アイテムを使った発掘手法を市民が会得し、仙台のまちなかに隠れた宝モノを再発見します。
この熱いまなざしが達人への道なのだ。
第1回となる今回は、仙台御城下でもっとも重要な橋だった「大橋」周辺を、「古地図」の達人であり塾長の木村浩二さんに痕跡を発掘していただきました。
仙台では初雪となったこの日、10時から河原町の「カフェ・マル」さんにて、塾生となるメンバー10名(うち1名欠席)のご紹介と塾長(講師)木村浩二さんがごあいさつ。1時間程度の座学の後、今日のコースを辿りました。
11時半、地下鉄国際センター駅へと移動、まち歩きスタートです。国際センター前では仙台城への登城路を、大橋では広瀬川に今も残る木橋跡を、など、大町西公園駅までの約1キロを、いまも残るかつてのコンセキを2時間半かけてじっくりと訪ね歩きました。
大橋のたもとの赤レンガ。さて、これは何のコンセキ?
14時からは「東北リサーチとアートセンター(TRAC)」に場所を移し、今日の振り返り。塾生のみなさんからは「町歩きには何度か参加しているが、いままではただ歩くだけだった。今日は「学ぶ」視点が加わりさらに興味深さが増した」、「コンセキを見つける度に感動した」、「これからは歴史の時間軸も考えるようにしたい」などの感想が寄せられました。
最後にTRACで今日の「せんだいコンセキ」を振り返り
次回は11月26日[日]、「地名」の達人・太宰幸子さんとともに、仙台御城下でもっとも重要な橋だった「大橋」と、御城下舟運ターミナルだった「舟丁」を発掘します。