仙台藩最後の藩主 伊達慶邦公の子邦宗が、明治33(1900)年に一本杉邸の東隣に創設した「養種園」。
伊達家の実験農場として、東北の気候に適した作物の研究や品種改良が行われ、大正時代には名産となる仙台白菜を誕生させるなど地域農業と市民園芸の振興に大きく貢献した。
養種園は後に仙台市に譲渡され市民の憩いの場となったが、平成元(1989)年に閉園し、荒井の農業園芸センターにその機能は引き継がれた。現在は若林区役所・若林文化センターが建つ。
七郷堀は広瀬川の愛宕堰から引き込まれた用水堰で、区役所の東側で高砂堀と仙台堀に分かれ、東部一帯の田園地帯を潤す。
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