日本三景のひとつとして、古より人々を魅了してきた松島は江戸時代に入り、仙台俳諧の基礎を作った大淀三千風『松島眺望集』等を通じ、さらにその名が広がった。明治20年東北鉄道線が塩竈まで延伸し、松島にも多くの観光客が訪れるようになり、外国人にも対応するため、宮城県直営の国際観光ホテルとして大正2(1913)年に「松島パークホテル」が開業した。(所蔵/風の時編集部 河北新報夕刊「仙台・あの日昭和の一葉」2019年7月16日掲載)
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