風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

【「伊達政宗甲冑像」手ぬぐい】の歌、なんて書いてあるの?

「伊達政宗甲冑像」手ぬぐいの歌、なんて書いてあるの?どんな意味なの?」という問い合わせが多いので、「伊達政宗仙台藩」(著/高橋富雄氏 東北大学名誉教授)を参考に紹介いたします。

この歌は政宗公直筆で
「出るより 入る山端は いつくそと 月にとはまし 武蔵野の原」

と詠まれています。訳すと

「今出ている月はどこに沈むのだろう、と、月に問うほど武蔵野の原は広いことよ」

となるようです。

武蔵(東京・埼玉など)は見渡すかぎり平坦な広い大地で、かつては歌枕の地。視界を遮る山もなく、月は草原から出て草原に沈んでゆく、そんな情景を詠んだ歌が『万葉集』におさめられています。それがこれです↓

「武蔵野は月の入るべき山もなし 草よりいでて草にこそ入れ」

その歌について、伊達政宗公が「野の広いことを詠んだものとしてはよかろうが、月に対しては気の毒な歌だ」とし、月を主にして詠んだ歌が

「出るより 入る山端は いつくそと 月にとはまし 武蔵野の原」

とのこと。
万葉集の返歌とはなんとも趣き深いですね。





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