「伊達政宗甲冑像」手ぬぐいの歌、なんて書いてあるの?どんな意味なの?」という問い合わせが多いので、「伊達政宗と仙台藩」(著/高橋富雄氏 東北大学名誉教授)を参考に紹介いたします。
この歌は政宗公直筆で
「出るより 入る山端は いつくそと 月にとはまし 武蔵野の原」
と詠まれています。訳すと
「今出ている月はどこに沈むのだろう、と、月に問うほど武蔵野の原は広いことよ」
となるようです。
武蔵(東京・埼玉など)は見渡すかぎり平坦な広い大地で、かつては歌枕の地。視界を遮る山もなく、月は草原から出て草原に沈んでゆく、そんな情景を詠んだ歌が『万葉集』におさめられています。それがこれです↓
「武蔵野は月の入るべき山もなし 草よりいでて草にこそ入れ」
その歌について、伊達政宗公が「野の広いことを詠んだものとしてはよかろうが、月に対しては気の毒な歌だ」とし、月を主にして詠んだ歌が
「出るより 入る山端は いつくそと 月にとはまし 武蔵野の原」
とのこと。
万葉集の返歌とはなんとも趣き深いですね。
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