現在、新寺小路と呼ぶ東八番丁東部一円は、かつて「八ツ塚(やつづか)」と呼ばれた。一面野畑の中に由来のわからない古塚が八つあったことからこの名がついた(国司や豪族など名のある人の墓であると言われている)。
寛永13〜14(1636〜37)頃、城下の拡張に伴い、今の元寺小路から寺院の一部がここに移されたので「新寺小路」と呼ばれるようになった。
新寺小路には古寺古蹟が多く、正楽寺には藤原秀衡が建造した四十八鐘の古鐘、善導寺には名刀匠 本郷国包(くにかね)の墓、妙心院には松尾芭蕉の蓑塚がある。
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