まだまだ知らない仙台のことをもっと知りたい。学んだらそれを誰かに教えたくもなる。歴史・郷土史の素人だから、知る喜びは限りなくあるー。
14年前、2005年に作り始めた「風の時」は、そんな好奇心(だけ)が詰まったフリーペーパーとして、できる限り可視化してきた(つもり)です。
セピア色の写真に写る見知らぬ大正時代の仙台、古めかしいけれど何となく意味の伝わる旧町名や、曲がりくねった道、街並み。年代を憶えることではなく、私にとってのアーカイブは、そんなまちの痕跡から過去と繋がりを持つこと。
2005年に出会った「仙台アルバム」は、掲載されている写真全てが魅力的で、初めて見た時の興奮は今でも忘れられません。振り返ってみると「風の時」を生み出す原点になった写真集でもあり、それを復刊できる手はずが整いそうな今年、自ずと気分が高まってきています!