風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

「人」が「云う」ことで「伝える」。

発災から4年が経過し、「震災アーカイブ」という言葉もだいぶ聞き慣れました。
歴史を鑑めば残念ながら記憶は風化する。だから記録を残す(アーカイブ)ことが必要であり、写真や映像を後世に残して教訓とすることに異論を唱える人は、もはやいないかもしれません。しかし、大津波の石碑が後世の私たちに伝わったのかをみれば瞭然のように、保存したらそれで後世に伝わると思いこむのは大変危険だということを知っておかなければなりません。
では、どうすれば後世に伝わるのか・・・。
・・・答えは分かりませんが(?_?) (模索中)

ただ、なんとなくですが、言い続けることをやめないということに、後世に残すためのヒントがあるような気がしてなりません。

「人」が「云う」ことで「伝える」

昨年、せんだいメディアテークと共同開催した「3月12日はじまりのごはん」。
このリメイク版として、3月19日に「減災市民会議2015」の一環として、「はじまりのごはん@多賀城」のお手伝いをさせていただきました。
食事や炊き出しに並ぶ様子を写した写真を見ながら、震災後、初めて食べたのはいつ?何を?など、ご自身の体験談を話し合うワークショップでしたが、実にたくさんの体験談を聞くことができました。

あの時の体験を語るためのきっかけにする。それもまた、アーカイブのひとつの役割なのだと感じています。