昨夜の「井戸端塾」では、大正時代の仙台を記録した2人、古地図「仙台市全図」の琴田氏と、写真集「仙臺アルバム」の白崎氏をご紹介しました。
明治末〜大正初期当時、これから発展していく仙台に欠けているモノをそれぞれが憂い、「今作らなくては」と意を決して取り組んだ結果が、大正元年に発行した「仙台市全図」であり、大正4年発行の「仙臺アルバム」でした。序文の文面からふたりのたぎる思いがヒシヒシと伝わってきます!!
同時代に生きたふたりは面識があったかどうかは定かではありません。偶然なのか、それとも大変換期の時代がそうさせたのかー。結果、名のあるものは全て記した詳細な地図と、170ページにもおよぶ膨大な記録写真集という、仙台初の素晴らしい作品がほぼ同時に生まれました。
今から思えば、近代と現代をつなぐ通訳的作品になっているこの2作品。この功績はもっと注目されて良いでしょう。
今後もふたりの偉業をご紹介させていただく機会があれば幸甚です。
今回、このような機会を作っていただいた渡部智子さん、��橋信行さんはじめ、NPO法人シニアサロン井戸端会議の皆さま、参加された皆さま、ありがとうございました。